百歳の響き

九州から帰って迎えてくれたのは満開の金木犀でした。
九州でもあちこちで金木犀に会いました。
でも、今年、わたしにはぜんぜん香りが届きません。
きっと風邪をひいてるからでしょう。
どんなに近づけても香りがしない・・。
いつもだと、つぼみのうちから香りがしてきて、まもなくの開花を告げてくれるのに・・。
ちょっとつまらない・・。
画像


八重のシュウメイギクも一気に開花していました。
画像


吾亦紅は茎だけがひょろひょろ伸びて、しまいにはグニャグニャ曲がって、ちょっとかっこうがわるい・・。
画像


ところで、きのうは、鶴岡にて、わたしの小さいころからの箏(こと)の師匠の百歳のお祝いの演奏会がありました。
ぜひ出演するようにと前からお誘いはあったのですが、諸事情により丁重にお断り申し上げていたので、せめて、と思い、お祝いを持ってはせ参じました。
しばらくぶりでお会いした楽屋での師匠は、「あー、やっぱり百歳でいらっしゃるなー・・」という印象でした。
ところが、舞台に上がられた師匠、後継者の娘先生とごいっしょの舞台ではありましたが、明治の女性らしく、凛としていて、そのお姿はそれだけで20歳は若く見えました。
やがて演奏がはじまりました。
それは今まで聞いたことのない、どの演奏家も真似のできない尊い響きでした。
訥々としていて、それでいてよどみなく、ときにアクセントのようにテーン!と響かせる強い音はお元気なころの音そのものでした。
師匠とはいろいろあったけど、今回の師匠の演奏はこれからの私の人生の中で大きい意味を持つかもしれないと思いました。
行ってよかったな・・。

演奏会はそのあとも続いていましたが、4時までに帰らなければならないわたしは、途中で失礼して会場をあとにしました。

帰路の途中、鶴岡市内にて、映画「おくりびと」の舞台になった銭湯の付近をちょっと撮影。
この辺は昔とあまり変わっていない・・。
画像


山形と鶴岡を結ぶ月山道、頂上付近は紅葉が進んでいました。

ブナの林をちょっとだけ撮影。
画像


ただ、枯葉色なのが気になるな・・。
近年、あのほんとうにきれいな錦色の紅葉が望めない・・。
画像


ほぼ予定通りの時間に山形に到着。
こんな雲の歓迎を受けました。
画像






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

うめ吉
2008年10月12日 23:37
こんばんは。
百歳の響き・・箏のことは無知な私には想像もできないほどの素晴らしい音色を五感で感じられたんでしょうね、きょkりんさんの言葉の一つひとつに現われています。

お庭の金木犀、可愛く撮れていますね~!
写真から香ってきそう・・なのに風邪ですか??
長引くとよろしくないですよ~
お気を付けて、ご自愛ください。
きょkりん
2008年10月13日 07:15
おはようございます。
百歳の師匠のあの響きは宝物のようにわたしの耳の中に、心の中に残っていくことと思います。
金木犀の香りがしないのは悲しいですね~。
多分九州へ行く前から、つぼみのうちに香っていたのだと思うと、ちょっとショック!
ゆうべは早く休みました。
きょうは復活です!!
ご心配おかけしましたm(__)m
ようちゃん
2008年10月13日 07:53
百歳の琴の音、きっと万感の想いで聴かれたんでしょうね。全身全霊で演奏なさったかつての先生を、真摯な心で受け留められたきょKりんさん。きっとこれからのお琴に対する気持ちと、演奏のしかたに影響を与えられることでしょうね。ますます精進されますように・・・。
きょkりん
2008年10月13日 08:29
ようちゃん、おはようございます。
師匠のあの演奏には参りました。
脱帽です・・
チェリストのパブロ・カザルスの晩年の「鳥の歌」を思い出しました。
あのときも感動しましたが、同じ感動だなって思いました。
そうですね。一生精進ですね・・。
すてきなコメント、ありがとう!
2008年10月13日 08:45
百歳のお琴の音色 素晴らしい かった事でしょうね、私のおばあさまは102歳まで元気で・・
枯葉がちるように・・最高級の生涯でした
病気一つしたことがない人だそうです 見習いたいものです、秋もだんだん深くなってきましたね、金木犀のアングルまたまた素敵ですね
さすがです、ほれぼれ見させて頂きました
今日夜はベリーダンス教える日です
健康で一生踊りつづけられたらと・・・?
トルコの遠い空を思い・・ペルシャンブルーの空にお祈りしている 私です

ペルシャンブルーの空にお祈りしている私です
きょkりん
2008年10月13日 09:30
ラーレさん、おはようございます。
ラーレさんも、最高級の生涯の方を目の前にされていらしたんですねー。
とても貴重なことですよねー。
ラーレさんとわたし、やっていることはちがいますが、目指すところは同じのようですね。
ひたむきに芸を愛する姿こそが生徒さんに対しての最大級の教えになることでしょうね。
お互いにがんばりましょう!
お褒めのコメント、恐縮ですm(__)m
2008年10月13日 10:00
風邪ですかー!お大事にしてくださいね。キンモクセイの香りが楽しめないのは残念ですね。
百歳の箏の演奏…。現役ということがすごいですね。いろいろな思いが箏の音にのって届きそうです。
きょkりん
2008年10月14日 06:25
suzukoさん、金木犀の香りがしないのはほんとうに悲しいですね。
はじめてです、こんなの・・
師匠のあの演奏のシーンは宝物です。

この記事へのトラックバック